
🔥その痛み、“冷え”や“炎症の停滞”かも?
~お灸が体に効く理由を、科学と古典から紐解く対話~
「痛みを温めると楽になる。でもそれって、なぜ?」
冷え・慢性炎症・自律神経の乱れ…。
そんな不調の裏側にある“身体のサイン”を読み解き、お灸が免疫・神経・血流にどう作用するのかを、専門的な対話形式でわかりやすくお届けします。
👥 登場人物
- モグさん(施術家):現代医学・東洋医学の知識を融合する鍼灸師
- アオイ(ナビゲーター):専門知識をやさしく解説する案内役
【導入】その痛み、冷えて滞っているだけかもしれない
👨⚕️モグさん:「最近、“痛み”の相談が多くて。腰や肩、膝とか…『温めたら少し楽になる』って言う人も多いんです。」
👩⚕️アオイ:「ありますよね。でも“痛み=炎症”と思って、“冷やす”選択をしてしまう人も多い。でも、慢性痛の多くは冷えによる炎症の停滞が原因なんです。」
【第1章】お灸の本当の効果とは?Treg細胞の話
お灸は温かいだけじゃない。
「Treg細胞(制御性T細胞)」という、炎症を鎮める免疫の司令塔を活性化する作用があります。
最近の研究では、お灸によってTreg細胞が誘導され、Th17とのバランスが整うことで慢性炎症が改善されるという報告も。
👩⚕️アオイ:「“炎症がある=悪”ではなく、“処理できない炎症”こそ問題。その処理を助けるのがお灸の力なんです。」
【第2章】運動とお灸は似ている?
運動後の筋肉痛も“微細な炎症”。
それを修復しようとする過程でTreg細胞が増える。
つまり、お灸は
「寝たままできる免疫運動」
として働いているんです。
👨⚕️モグさん:「動けない人の免疫運動。それがお灸。」
【第3章】唐辛子とお灸の共通点?TRPV受容体とは
- TRPV1受容体:43℃以上の熱やカプサイシン(唐辛子成分)で活性化
- TRPV2受容体:より高温・深部への反応に関与
お灸はこのTRPVを刺激して、サブスタンスPやCGRPなど鎮痛・血流促進物質を放出。
「熱い」と感じるのは、体の調整スイッチが入った証拠です。
【第4章】古典医学はすでに知っていた
『黄帝内経』や『千金方』には以下のような記述が:
- 「熱病にも灸を使え」
- 「三里の灸を絶やすな」
- 「犬に噛まれたら灸を三壮せよ」
これは、現代でいう免疫刺激・予防灸の考え方と合致します。
東洋医学が整理するお灸の4つの効果
| 作用 | 現代的解釈 |
|---|---|
| 温経散寒 | 血流促進・冷えの改善 |
| 行気通絡 | 自律神経調整 |
| 扶陽救逆 | 体力・エネルギー補強 |
| 防病保健 | 予防・免疫維持 |
【まとめ】お灸は“自然治癒力のスイッチ”
お灸は、Treg細胞・TRPV受容体を通じて、
痛み・不調・慢性炎症・自律神経失調に
やさしく・深くアプローチできるツールです。
動けないときこそ、“熱”を入れて身体のバランスを整える。
👨⚕️モグさん:「“痛みを感じたら、熱を入れて整える”。その知恵を、あなたに。」
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